ビリヤニ事件簿|炊飯器で起きた小さな危機

日々のこと

料理って、慣れてきた頃に限って、思わぬ落とし穴がある。

この日も、ただ美味しいビリヤニを作るつもりだったのに、
まさか炊飯器の前であんなに冷や汗をかくとは思わなかった。

そんな、小さな事件の話。

*   *   *

お客さんがやって来る。

この家で、初めてのイベントだ。
遠方から来てくれるので、私のおもてなし精神が火を吹いた。

お昼ご飯を一緒に食べようと、最近ハマっているビリヤニを作ることにした。
今まで通りにうまくいくと思いきや、予期せぬ事態が起こる…。

当日は朝からビリヤニを仕込むので、前日のうちにスパイスの計量をしておくことにした。
前回、実家にスパイスを持って行くときに同じ準備をしたら効率が良かったのだ。

寝不足の中、当日の朝からビリヤニを作る。

いつも通り順調に、肉と塩、野菜などを炊飯器に入れる。
昨日用意したスパイスミックスも入れ、「よしよし、あとは米を入れるだけ」と思った。

米を入れる直前、お釜を見てあることに気づく。

「あれ? スパイスに白いキラキラがある」

おかしい。
先ほどヨーグルトの上に塩はかけたはず。
ま、まさかねえ……。

恐る恐る、スパイスの部分を指に取り、ペロリとなめる…。

「こ…、これは…」

皆さんお察しの通り、塩だった。

塩の二重投入をしてしまった。
寝不足のせいだ。
いつもはこんなアホなミスしないのに。

猛ダッシュでヨーグルトの上の塩を取り除き、
ザラザラと光る部分を可能な限りなくした。

これで大丈夫なはず。
もともと塩は少なめに入れていたし…。

炊飯器のスイッチをオンにして、ヒヤヒヤタイムが始まる。

出来上がったビリヤニが美味しければ勝ち。
塩辛くて食べられたものじゃなければ負け。

猛ダッシュでピザでも買いに行かねばならなくなる。

さあ、どうなるか。

この待ち時間(50分)が、いつもより長い。
ミラクルが起きてほしいところだ。
頼むからさ。

タイムリミットまで残り1時間半。
ドキドキが止まらないぜ。

追記
ビリヤニは、いつもより少し塩味が強いけれど、美味しくできました。
無事、お客さんにも好評いただきました。

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