観葉植物は癒しの存在だと言うけれど、育てる側との“相性”もあるらしい。
太陽を避けるバンパイア気質の私と、光が必要なパキラ。
この組み合わせが、ちょっとしたすれ違いを生んでしまった。
ここからは、その小さなドタバタ記録である。
* * *
私は外出をあまりしない。
太陽の光を浴びるのも、1日の始まりに自律神経を整える目的のみだ。
まるでバンパイアもどきである。
そんな人間が最近パキラを育て始めた。
可愛いパキラを可愛いガジュマルの隣に置き、
可愛すぎる我がデスク周りが完成した。
ルンルン気分だったのも束の間、
パキラの葉に異変が出始めた。
「あれ…?なんか葉っぱに黒い点がある」
大急ぎでネットで調べた。
どうやら光と水のバランスが悪かったらしい。
一言で言うと、「ストレス」のせい。
心当たりがありまくりだ。
先住のガジュマルはパキラより「大雑把」耐性がある。
慣れた手つきでガジュマルと同じ扱いをしてしまっていた。
また、私は観葉植物ド初心者の時、
サンスベリアを根腐れさせた過去がある(土を含め、環境要因が多そうだった)。
その時のトラウマから、水をあげ過ぎたくないのだ。
今思えば、ガジュマルは私との相性が良かった。
乾燥にも湿気にもある程度の耐性があるらしい。
一言で言うと「タフ」なのだ。
誤解しないでね?
必要とあれば、ちゃんと手入れをする人間なのよ?
ただ、調べてもたくさん情報があってね?
お店の人に聞いても、環境で違うと言われるし…ゴニョゴニョ…。
先住がガジュマルだったのが運の尽き。
パキラにとっては過酷な環境に置かれることとなったわけである。
誠に申し訳ないことをした。
私は極力日光を浴びたくない。
だが、観葉植物は違うらしい。
「適度」な光(と水)が必要不可欠だ。
大事なので繰り返す。「適度」な、だ。
パキラは安定思考なやつで、
たまのバカンスこと日光浴も逆効果だった模様。
完全に詰んでいた。
可哀想なので、すぐさまマシな環境に変更した。
我が家のレースカーテンは日光(紫外線)カット仕様だ。
そんな中でも一番まともな窓近くにお引越し。
これが今、私にできるVIP待遇だ。
バンパイアもどき(人間)と観葉植物は、
同じ環境にいるのが難しいのかもしれない。
前者は光拒否、後者は光適量。
ほんとうに、ほんとうに難しすぎる。
癒してもらうためには、
こちらが色々譲歩しなければならない。
パキラに言いたい。
「ガジュマルを見習ってくれぇぇぇ」
たぶんパキラはこう言うだろう。
「お前こそ(タフさを)見習え」
ってね。


