夜にリビングでまったりしていると、
寝室から「うぅ〜ん…」という声が聞こえる。
主はもちろん、私ではなく旦那。
「何事?」
「嫌な夢でもみているの?」
そう心配すると、何やら様子が違うらしい。
顔は普通で、眉根をひそめていない。
ではうなり声の原因は何なのだ?
そう思い室温計に目をやると、20.3度。
普通だけど…、もしかして暑いの?
そう思い布団をはいでやる。
「おっ、唸り声がなくなった」と安心する。
しばらくして、今度は自分で布団をかけている。
「ありゃ、暑かったんじゃないの?」
そう思い少しの間観察すると、
今度は布団をクッションのように抱きしめている。
「やっぱり暑かったんじゃん!」とツッコミを入れる。
「唸ってないで、自分で布団をはいだらどうか?」
そう伝えてみても、旦那は夢の中。
私の声など届きやしない。
「私に布団をはいで欲しいと?」
おそらく、寝ている時の旦那はそう思っているのだろう
(いや、何も考えていないだけだろうが)。
明日の朝、文句を言っても無駄というものだ。
目の前の人物とは別人なんだから。
旦那からしたら、
「うなり声を心配してもらえるうちが花」
かもしれない。

