「いい人に思われたい」という気持ちよりも、
もっと静かであたたかい動機がある。
それは──お互い様の精神。
小さな善意がめぐる世界について、少しだけ書きました。
* * *
「いい人に思われたい」
そう思う人に、ちょっとだけ意地悪な質問──「なぜ?」
「所詮、みんないい人だと思われたいんだ」
そんな言葉を聞いたことがある。
だから人は、「いい人」に見られるように行動するのだと。
私は少し違うと思った。
「いい人に思われたいわけじゃないな」と。
今日、ほんの少しのいいことをした。
私がしたのは小さなこと。
「なぜそうしたの?」
理由を考える。
それは、普段、見ず知らずの私に親切にしてくれる誰かへのお返し。
そして、これからもお互いに良くしていけたらいいな、という少しの想い。
私にとって、いいことをする本質は「お互い様」の精神にある。
困っている人がいれば手を差し伸べる
──もちろん、できるときだけ。
だから、私が困ったときも、
誰かが手を差し伸べてくれるだろうと自然に思える
──「みなさん、お願いしますね」
善意の循環は、小さな行動から始まる。
私の善行も、その歯車のひとつにすぎない。
些細なことでもいい。
いや、それがいい。
小さなピースが少しずつはまっていくと、
世界は少しだけ優しくなる。
合言葉は──「お互い様」だよ。


